意外と分からない?!座間市にある老人ホームの種類は?

座間市の老人ホームには様々な種類があり、目的や入れる人の条件が違うことを知っていますか。いくつかの種類は知っているけどその他は分からない、それぞれの特徴はきちんと知らないとう人も少なくありません。そこで老人ホーム選びにも役立つ、座間市の老人ホームの種類について詳しく解説します。

将来のために役立つ情報で、知っておくと施設選びにも困りません。

座間市には公的施設と民間施設がある

座間市にある老人ホームには公的施設と民間施設の2種類があります。公的施設を運営しているのは各都道府県の自治体などで、費用は比較的安く設定されています。特別養護老人ホームや介護老人保健施設、介護医療院やケアハウスなどが公的施設です。

低所得者や介護度が高い人が利用出来るように、入居の条件が厳しくなっていることも珍しくありません。一方、民間施設は民間企業が運営し、手厚いサービスを受けられるのが魅力です。介護度が低くても入居出来る施設もあり、様々な高齢者を受け入れているのが特徴の一つです。

介護付き有料老人ホームや住宅型有料老人ホーム、健康型有料老人ホームやグループホームなどは民間の施設になります。

特別養護老人ホーム

特別養護老人ホーム、いわゆる特養は介護度合いが要介護3から5の人たちが入る場所です。認知症の高齢者なども入居することができ、介護度が高い人を対象にしています。認知症だけでなく寝たきりの人たちも受け入れて、日常生活のサポートや生活援助サービスを展開しているのです。

一緒に住んでいる人が居ない、一人暮らしで介護者が居ない場合に優先的に入居出来ると言われています。ただ高度な医療を受けなければならない、治療に専念しなければならないときには退去しなければならないケースもあるので注意です。

入居費用はその人の所得によって異なり、介護保険でまかなえる程度に設定されます。費用的な負担は少ないのは嬉しいポイントです。特養では終身利用も可能になっているので、座間市でも人気があります。都心部など高齢者が多い地域では100人待ちも当たり前で、入居するまで時間が掛かるケースも増えているのです。

特養の部屋には沢山の種類があり、多床室や従来型個室、ユニット型個室、4人部屋などが取り揃えられています。またどの部屋に入居出来るのかは条件やその時の施設の状況によって異なりますが、一人でゆっくり暮らしたい人向けに完全個室タイプもあります。

介護医療院

介護医療院は要介護1から5の高齢者が対象で、日常的に医療ケアが必要な人が集められています。長期的に医療処置を受けられるのが特徴的で、終身利用も可能にしています。認知症の人の入居も受け入れています。今まで座間市の特養などの介護施設に入っていたけれど病気になったり、高度な医療ケアが必要になったりしたことで退去をせざるを得ない、施設に居続けられない人の受け入れ先の一つです。

介護職員以外にも医師やリハビリを専門とするスタッフ、栄養士やケアマネジャー、薬剤師などのプロも揃っていて、医療的なケアを常に受けられる安心感があります。部屋タイプにはユニット型個室やユニット型個室的多床室、従来型個室などがあり、部屋のタイプによって料金は異なります。

養護老人ホーム

養護老人ホームは、自宅での生活が困難である高齢者を積極的に受け入れているところです。経済的に、身体的に、精神的になど何らかの問題を抱えて、区町村から入居が必要と判断されたら入れるシステムです。

社会復帰を目的とした施設なので、認知症などを発症している人は入れません。他の介護施設との大きな違いは介護サービスは実施していないことです。食事の提供や健康管理、自立支援などが主なサービス内容です。あくまでも社会復帰をするためのサービスだけで、介護はしていません。

自立することが最大の目標としていることから終身利用は出来ず、長期の滞在も難しいです。

介護付き有料老人ホーム

様々な人たちを受け入れているのが、介護付き有料老人ホームです。自立している高齢者から要介護5の人まで幅広く手助けをしています。主に65歳以上を対象にしていて、施設によっては認知症でも入居可能です。専門スタッフが24時間滞在していて、いつでも介護を受けられるのが良い部分です。

困ったときにすぐに助けを呼べるので安心感があり、あまり孤独を感じません。施設ごとに入居出来る人の条件は異なり、自立者のみの施設や医療ケアが必要な人たちだけが集まっている施設と沢山の種類があるのです。医療機関との連携をしていて、高度な治療も受けられる施設も多く存在します。

民間施設となるので費用は高めに設定されています。

ですがその分充実した介護サービスを受けられ、日常生活のサポートを手厚くしてくれます。もちろん費用が手頃な介護付き有料老人ホームもあり、所得に合わせて選ぶことが大切です。

グループホーム

要介護2から入れるのが、グループホームです。認知症の高齢者を対象とする介護施設で、民間施設となっています。認知症に関する専門知識を持ち合わせたスタッフが在籍していて、認知症の人に適したサービスが受けられるのがメリットです。

65歳以上で、認知症の診断が出ている人なら入れるシステムです。グループホームという名前通りに少人数の人たちだけが集められて、グループで日常生活を送ります。施設によって人数の違いはありますが、基本的に5人から9人程度で集団生活をします。

人と関わるのが好き、沢山の人と共同生活が苦にならない人に向いているといえるでしょう。地域との結びつきが深く、外部の人たちと関わる機会も多く設けられています。積極的に人と関わることで刺激を与え、認知症の緩和を図るのです。

レクリエーションも行い、少しでも認知症の治療に役立てばと工夫がされています。認知症でも自立していることが入居条件となるため、寝たきりの場合は退去の対策が取られることもあります。身の回りが一通り出来るのなら、認知症専門ケアが受けられるグループホームを選ぶのも賢い方法かもしれません。

老人ホームは沢山の種類がある

座間市には公的施設や民間施設と、色々な種類の老人ホームがあります。施設によって介護サービスの有無やその内容、目的などは大きく違ってきます。まずはどんな施設が座間市にあるのかきちんと把握しておくことが何よりも大事です。

各施設の特徴や費用、対象者などを理解して、その中から自分や家族に合う老人ホームを見つけましょう。